「あの…もしかして紘一さんとお知り合いですか…?」 恐る恐る聞いてみた。 「?そうだけど…?」 匡人先輩は当然のようにそう答えた。 ああ!!やっぱり 紘一さん…そろそろ自粛しようよ…。 私はひとりうなだれた。 「美弦ちゃん、俺たち職員室行ってくるからっ!!」 そして愁先輩は匡人先輩と一緒に校舎に消えていった…。 次々と正体がバレてくなんて…。 不安だ…。 紘一さん…。 家に帰ったら一言言わなきゃ気が済まないんだからっ!! その夜、私が紘一さんに対して怒ったのは言うまでもない―…。