何だコレ。



酒の味がする・・・。



「おまっ・・・」

「どーしてもヤりたかったんだも~ん!それ、結構アルコール強いからすぐ酔うよ?特に、初めて飲んだ人は要注意ね~」



俺はその言葉を最後に、意識が途切れた。


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「!?」



気づいた時には、ベッドの上で寝ている俺と、隣には裸の真希。



「は!?何コレ!?」



自分を見ても、裸。



さらには、ベッドの上に、使用済みらしきティッシュ。



「奏、気がついた?ヤッちゃった♪」

「お前ふざけんな!」



つい殴りそうになる。



でも、殴っても変わらないこの事実・・・。



「俺、マジでヤッた?」

「ヤッた」



・・・ウソだな。



この顔、今までの経験上ウソの顔だ。



「どこまでヤッた?」

「だから最後までシたってば!」



ほら、焦ってる。