一週間過ぎて、あたしは自分の家に帰った。



あれから、その元セフレとか言うヤツから、電話は来ない・・・らしい。



信じるって決めたもん。



「ただいまー」

「おかえりー」



家に入ると、ママと、こないだ見た彼氏さん。



二人とも、ニコニコしながら手を繋いでる。



「どうしたの?やけに嬉しそうじゃん」

「どうしたと思う?」



ママの意地悪そうな顔に、あたしは冗談で「婚約とか~?」と言ってみた。



なのに、2人とも



「せいか~い!」



だって。



・・・って、へ!?



「婚約!?えっ!?へっ!?」

「へへへー。ダメ?悪い?」

「・・・別に悪くはないけど・・・」

「昨日籍入れたんだー。久留巳のパパだよ~ん」



こ、この2人・・・。



「・・・あなた達、付き合ってどんくらい・・・?」

「三ヶ月で~~す!」



三ヶ月で結婚・・・。



「出来ちゃったからとか言わないでね・・・?」

「ふふっ、そのまさか~」


で・・・出来ちゃった・・・。