デートが終わって家に帰ったら神奈はリビングで爆睡してた。



俺は神奈の事をたたき起こした。



「あ、おはよ」



神奈は俺を見てそう言ってからまた寝始めた。



何が『おはよ』だよ!



全然『おはよ』じゃねぇじゃんか!



頭に来たから神奈を抱きかかえて、神奈が泊まるゲストルームに放り込んだ。



ドスンッ!



とか音がするけど気にしない。



それに、あいつはこんなんでやられるほどヤワじゃねぇ。



でも、一応久留巳が目を丸くしてみてるから「あいつはこんなんじゃどこもケガしねぇから」って言っておいた。



久留巳は、納得したようなしてないような、複雑な表情。



「もう気にすんじゃねぇ」



俺はそう言って久留巳にキスした。



今日二回目のキス。しかも、舌入れてやった。



久留巳の唇って、マジ気持ちよくね!?



キスだけでイきそうだ。



・・・なんて、文章上の表現だけどな。



っていうか、今まで久留巳にキスしたヤツ、ぶっ殺してぇな。



「んっ」


ほら、この甘い声とか、誰にも聞かせたくねぇ。