―久留巳side―


「ねぇ、明日さ、奏の家行きたい」

<明日!?・・・無理>

「何で?親とか?」

<いや・・・。俺、一人暮らし。そうじゃなくて・・・>

「部屋汚いとか?」

<襲いそう>

「・・・」



あたしと奏が付き合ってから一ヶ月経った。



奏は、メガネとか色々ハズした素顔は、かなりのイケメンだった。

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デートするのは主に外。



それか、あたしの家。奏の家には行った事がない。



「・・・襲ってもいいから家泊めて」

<マジか?でも・・・前カレの事とか・・・>

「気にしてない。あたしは過去を振り返らない。それに、奏は前カレのような人とは思ってない」

<・・・分かった。じゃあ・・・俺ん家泊まりに来い>



今は、奏と電話をしてる。



「うん!行く!あたし、そっちの俺様の奏の方が好きだよ」



という訳で、明日から冬休みという事で、一週間奏の家に泊まりに行く事になった。



「ママ、あたし、明日から一週間、奏の家泊まりに行くね」

「そう」

「ママも彼氏の家かこの家に泊まらせれば?」

「えっ!?知ってたの?」

「うん。結婚するなら離婚しないでね」



というわけで明日、奏とラブラブお泊り❤



奏が一人暮らしなのは、結構ありがたい。



待っててね、奏!