奏は一流高級ファッション会社で働いてて、たまに外国まで出張に行く。



浮気の心配は全くしていない。



だって奏の事は信じてるもん。



小夜はすっごい美形で、基本奏似。でも口元があたしに似てる。



和砂は基本あたし似で目元と口元が奏に似てる。



「まぁま・・・。ねぇねは?」



和砂は結構早い成長で、もう歩けるし、普通の2歳の子よりは普通に喋れる方。



自慢の我が子です。



「ねぇねは幼稚園行ったよ。カズくんは朝来ご飯食べようね~」



あたしは、今起きてきた和砂に目線を合わせて頭を撫でた。



主婦っていうものは、結構大変。



それでもやりがいがあるのは、愛する家族のためだと思ってるから。



「ぱぁぱは?」

「パパはお車乗って会社行ったよ。朝カズくん起きないからちょっと残念みたいだったけど」

「ぱぁぱ・・・」



本当に可愛い。



愛らしい。



「椅子に座って。ご飯食べましょうね~」

「あぁい」



あぁ・・・。



悩殺。