―久留巳side―


神城マジウザっ!



このあたし様とデートするのに、いつものあのダサイ服装・ダサイメガネ・ダサイ髪型とはなんじゃ!



マジで死ねコラ。



でも、あたしより早く来た事だけ評価してやろう。

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とりあえず、新しく出来たケーキ屋さん『baby blue』に来た。



やっぱり並んでたし、私の学校のメンツがいっぱいいる・・・。



あたしは学校のアイドルで・・・。あたしの事を知らない人は(多分)いなくて・・・。



あたしはため息をついて『baby blue』に並んだ。



「あっ!久留巳ちゃん!お~い」



げっ・・・。



早速隣のクラスの女にバレた。



仕方なく手をふる。



「・・・あれっ!その隣のって・・・」

「彼氏です」



おいコラ、神城。



「あっ、そう・・・」



ほらぁ・・・。



あたし、どんどん株が下がってく・・・。



あたしは、誰も見ていないのを確認すると、神城を思いっきり殴った。



「・・・った」



あたしは、ケータイも真っ二つに折った女ですよ?そんじょそこらの女の力とは違うんだよ。



「あっ!そうだ、神城。あたし、この間ケータイ折ったから機種変したんだ!」

「・・・あっそ」

何コイツ、ウザーーッ。