―奏side―

うん、僕我慢できない。



「襲っていい?」

「・・・ダメ」

「マジで俺浮気しそうな勢い」

「はぁ!? ダメっ! いいよ、襲って!」



よし、今夜決行。



「そう、あたしバイト始めたんだ~」

「何の?」

「キャバクラ」

「・・・は? 今すぐやめろ」

「ウソだよ~。キャバなんかで働くわけないじゃん。本当はコンビニ」

「コンビニ・・・」

「うん、今度来てね。あたしの働きっぷりを見てみなさい」



久留巳がバイト・・・。



可愛いな。



「今日俺ん家来いな」

「うん。明日休みだしね」

「・・・それって、朝までコースって意味スか?」

「バカ」



俺、今精神的におかしいから。



「奏くんとエッチかぁ~。うらやましいな、久留巳ちゃん。奏くん、いつかあたしの相手してくれる?」

「死ね。俺は久留巳以外とヤんねぇ」

「きゃははっ」



クラスの女子をバレないようににらみつける久留巳。



怖いんスけど・・・。