「マナくん! 夜道を女の子に歩かせるのは危険だからバイトの仕事として神奈ちゃん送ってきなさい!」

「えっ、あっ、はい!」



へっ?



マナさんに送って・・・もらえるの?



キャァァァァァァ!



今死んでも悔いはないわっ!



「じゃあね~」

「はい、また来ます」



こうしてお店を出たあたし達。



お互い無言で道を歩いた。




どうしようっ。あと1分で家に着いてしまう!



これは気を利かせてマナさんと帰らせてくれたおばさんの気遣いがもったいないことになるっ!



でも何を話せばいいのか。



「お前さ、ぶっちゃけ俺のこと好きだろ」

「へっ!? だっ、誰っ!?」

「マナだバーカ」



はぁ!?



性格豹変っ!?




「なぁ、好きだろ」

「す・・・きです」



はっ。



何言ってんのあたしっ!!