―梓織梨side―

「だから嫌・・・」

「無理。梓織梨可愛い」



恥ずかしい・・・。



それからなぜか流れ的にこういう事に・・・。



だから下着がヤバイんだって。



「適当じゃねぇじゃん・・・」



久留巳に無理やり着せられたんだよ、この下着を。



このド派手な赤の下着を。



「俺の理性はぶっ飛びました」

「・・・」



どうしましょ。



このバカ男。



「んっ・・・」



前回とは裏腹に、痛くなかった。



次の日はやっぱり違和感が残るけど。



「はよ」

「おはよう」



朝、服を着替える大河を気まずく眺めた。



「痛かった?」

「別に・・・」



これが精一杯だよ。