まぁそんな感じで悩んでたら向こうが近づいてきたわけさ。



「こんにちは~。母親のケイトです。よろしくね~」

「えっ!? ケ・・・イトさん?」



この人、日本人・・・だよね?



「あたしね、日系アメリカ人なの。こう見えて」



なるほど・・・。じゃあ、奏って純日本人じゃないのね・・・。



「で、こっちが主人。超カッコよくない!? あたしの自慢の夫~」

「弼(タスク)です」



なるほど。奏にそっくり。



「で、こっちが長男の柊(シュウ)」

「シュウです」



シュウさんが挨拶したら、奏が耳元で何か言った。



「あいつ、超シスコンだからな。神奈命って感じだから」

「え・・・」



あたしは、もう一度シュウさんを見る。



・・・何かわかる気がする。



「で、こっちが三男の楓」

「楓です」

「コレは、知ってると思うけど末っ子の神奈」

「コレって何よ!!」



・・・大家族だ。



7人家族・・・だよね?



少しうらやましい。