「ダサくないですか? 久留巳先輩に似合わない。あの人なんかヤメて俺にしません?」



しねぇよボケ。



俺、マジでキレるよ?



「大体なんですかあのメガネ。マンガかよって感じ・・・。しかも髪とか超ボサいし」



うん、俺キレた。



頭からブチッて音が聞こえたよ?



メガネとかその他色々秋葉で売っていた変装道具を脱ぎ捨てた。



「これでど? いよいよお前超えちゃった感じ?」

「は!? お前誰・・・」

「久留巳の彼氏の神城 奏ですが?」

「奏・・・。いいの?」



しったこっちゃねぇ。



それから唇をかんで逃げてった男。



どっちがダサいんだって話し。



それからしばらくして。



「うそ!?」



久留巳が廊下の方を見て叫んでいた。



俺も廊下を見た。



そしたらなぜか久留巳の友達の佐倉と篠塚が手をつないで登校してきた。



なぜ!?



久留巳が佐倉たちに駆け寄ったので、俺も近づいてみた。



「げっ、神城・・・。何であのキモい姿からこんな姿へ・・・?」

「神城くん、まさか性格まで戻してたり・・・」

「してるけど。んな事どうでもいいからいきさつ説明しろ」