「お待たせ~」


そう言って自分の部屋に入ったら、梓織梨はマンガは読んでなくて、ただボーッとしていた。



あたしにも気づいてなさそう。



「梓織梨、どうした?」

「あっ、久留巳・・・。なんでもない」



梓織梨はそう言って、あたしの薄桃色のベッドにもたれかかった。



「まぁ、何でもいいけどさ、貯めるのはよくないからね。何かあったら言いなよ」

「うん、ありがと・・・」

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そして三年生の卒業式!(いきなり時間が飛んだことは気にしない!)



はっきり言って、いじめられた記憶しかない三年生なんてどうでもいいのよ!



大事なのはテストの結果!



あたしはボーッとしながら卒業式を済ませ、ダッシュで合格発表の紙が貼り出される掲示板まで行った。



この際、梓織梨も奏も置いてく!



あたしの名前を掲示板から探す。



『杉谷 久留巳』・・・。



しばらく探してようやく見つけた。



で、何点!?



300点満点中240点で合格で・・・。



何点!?



見るのが怖くて・・・。



目をつぶった。



そして、心の中で3秒カウント。


いーち、にーい、さん。

パチッ