・桐side・
俺は
5才の時に
両親に捨てられた。

それも
滅多に
人が来なさそうな
どっかの山奥に
捨てられた。

でも
俺は
運が
良かったのか
悪かったのか
その時
俺が捨てられた日…

偶然にも
人が
俺の前に
現れたんだ。

だけど
俺は
助けなど求めなかった。

この数時間で
両親に
裏切られた
俺は
人間を人を
信用しなくなっていた。

俺の目は
闇に染まり
死んでいた。

全てに
絶望視
闇に染まっていた。

だからだろうか
俺の前に居た
男は

「お前は
誰が憎い?」

そう聞いて来た。

無視をすればいいのに
何故だか
俺は
それをすることが出来ず

「俺を捨てた、裏切った
親…両親だ。」

そう答えていた。

「そうか。
お前は
そいつらを
殺したくないか?」

殺したくないか?だと

そんなの

「殺したいに
決まってる。」

「ふふ。
その目、その意思。
気に入った。
お前
俺に着いて来い。」

そう言って
男は
無理矢理
俺の手をひぱっり
歩かされた。