・凛side・
拉致した者ですって…

「あなた達って
礼儀正しいのね…」

「あはは」

まあ

「そんな事
どうでもいいわ。」

「どうでもいいって…」

だって
ホントに
どーでもいいんだもの。

「それより
あなた達、誰?」

「だから
拉「それはさっき聞いたわ。」

この人達バカ?

「バカじゃないからね。」

じゃあ
エスパー?

「エスパーでもないかね?」

じゃあ何なのよ。

「だから
拉致した者だから。」

あ~もお
さっきから
あたしの
心読まないでよ。

「イヤ。読んでないし。」

「全部
声に出てるからね?」

「嘘。」

「嘘じゃないからね。」

ふーん
まっどうでもいいわ。

「また
どうでもいいって。」

それより

「あたしは
あなた達は
どこの族か聞いてるのよ。」

「は?
何で
俺達が
族って分かった?」

「だって
あたしは
《羅王》の姫で
《羅王》の総長の女。
そんな女を
狙うって事は
何処かの
族しか
考えなれないでしょう?」

「そうゆう事か。」

「そうゆう事。」

「俺達は
《悪龍》だよ。」

《悪龍》ね…。

名前からして
悪そうな族ね…。

まあ
あたしには
関係ないけれど…