・?side・
「とうとう
《羅王》のお姫様は
蓮城暁のお姫様になったな。」

「あ~。
それにしても
いい女だよな。」

「《羅王》蓮城のに
しとくには
勿体ねーよな。」

「あ~。
どうせなら
俺達のにするか。」

「だよな。
でも、どうやるんだよ。」

「だよな。
カナリ
厳重に
警備、護衛されてるからな。」

「悟!!
何かねーか!!」

「あるよ。」

「マジかよ。
どーやるんだ?」

「桜嵐に潜入してケーキだよ。」

「は?潜入までは分かるが
ケーキって何だ?」

「神崎凛は
カナリのケーキ好き。
これを
利用するんだよ。」

「へー。
どうやんだよ。」

「それわね……」





「へー。
てか
こん何で
ちゃんと出来んのか?」

「出来るよ。
神崎凛に
ケーキは絶対だからね。」

「ふん。
じゃあやるか。」

「だな。
いつやる?」

「やるなら早めがいいだら。」

「じゃあ
桜嵐の始業式?」

「あ~。」

「フフ。
楽しみだな…。」

「だな。」

「ですね…。
これで
お姫様も全国No.1も
俺達
《悪龍-アクリュウ-》の物だ。」