・凛side・
ドキドキって。

体が熱くなるって…。

「ねぇ。
暁は
あたしに
ドキドキしたりするの?」

「あ~。
さっきも言ったろ。」

「ドキドキするって
好きって事なの?」

「あ~。
そうだろ。
好きでもないのに
ドキドキ何かするかよ。」

嘘。

じゃあ
あたしって…

暁の事が…

「好き。なの?」

「は?」

だって

「あたしも
暁にドキドキするし
暁の顔を見ると
体が熱くなるし…
これって
あたし
暁の事を
好きって事何でしょう?」

「マジかよ。」

「うん。」

「ホントに
俺の事好きなのか?」

「好きだよ。」

「ヤベー。
マジで
嬉しい。」

そう言って
暁は
あたしの事を
抱き締めて来た。

あたしも
暁の背中に腕を回して
抱き締めた。

「ねぇ。
暁は
あたしの前から
消えない?」

「あ~。」

「ずっと
あたしのそばに
居てくれる?」

「あ~。」

「あたしの事
裏切らない?」

「あ~。」

「良かったあ~。
暁は
温かいね。
大好きだよ。」

「俺も
好きだ。凛。」

そう言って
あたし達は
抱き締めた合いながら
見つめ合い
キスをした。