「奏?聞いてる?」

「聞いてるよ?」

「じゃあ
どうすればいいと思う?」

どうすればいいってね~。

う~ん。

これって
俺が
教えて良いことなのかな?

悩むね。

ん~。

あ。

そうだ。

「その気持ちを
暁に
言っちゃえばいいんだよ。」

「えっ?暁に?」

そうだよ。そうだよ。

「そう。暁に。
だって
凛ちゃんが
そんな風になるのは
暁が関係してるでしょう?」

「うん。」

「だから
暁に言ってみなよ。」

「でも
迷惑じゃないかな?」

「迷惑な訳ないじゃん。
仲間何だから。」

「仲間か…。
そっか仲間だもんね!!」

ちょっと
意地悪だったかな?

でも
これぐらい
いいよね!!

暁は
これから
凛ちゃんを
自分のにしちゃうんだから
少しぐらい
意地悪しても
大丈夫だ。大丈夫だ。

てか
これって
まさかの
俺が
恋のキューピッドじゃない!?

はは。

何か
嬉しいかも。

よしっ!!

「凛ちゃん!!
早く
コンビニ行こうか!!
多分
今日
新作の
ケーキの発売日だったよ!!」

「嘘っ!!
早く行かなくちゃ!!」

そう言って
笑顔の凛ちゃん。

ホント
この
笑顔は
破壊力満点だね。