・奏side・
「歩きながら話す?
それとも
公園とかに行く?」

「歩きながらで大丈夫よ。」

「そっか。
で、何があったの?」

「うん。
あたしね、最近変なの。」

見てれば
凛ちゃんが
変な事ぐらい分かるよ。

そう
思いながら
俺は
相槌をうちながら
凛ちゃんの話しを聞いていた。

「暁の顔を見ると
すっごくドキドキして
何だか
体が熱くなるの。
これって
何でかしら?」

ドキドキするって…

体が熱くなるって…

うん。

凛ちゃんって
本当に
鈍感だね…鈍いね…。

一緒に居るようになって

てゆうか
最近
凛ちゃんは
俺達の事を
信用してきてくれている。

そして
だんだんと
自分の事を
話してくれて…

分かった事がある。

それは
凛ちゃんは
鈍感で鈍い。

凛ちゃんの容姿は
誰から見ても
可愛い綺麗と言われるぐらい
完璧だ。

なのに
それを分かっていない。

自分がどれだけ
男とゆう名の狼に狙われて居るのかを。

少しは
自覚してほしいよね。

今は
俺達が
裏で少し手を回してるケド

今まで
どうしてたのかな?

カナリの
告白とかされてる筈何だけどね。

何か
凛ちゃんの事だから
告白だって
気付いてなさそうだよね。