・暁side・
凛が
ケーキを食べている間
俺達は
次の暴走(走り)について
話しあった。

そして
来週の土曜日に
走る事が決まった。

次は
凛の紹介だな。

そう思っていた時

「暁さん。
あの女は誰何ですか?」

圭が聞いて来た。

ちょうどいいな。

「おい。
みんな聞いてくれ。」

そう俺がゆうと
みんな
俺の方を向き
話しを聞く体制に入った。

それを
確認した俺は
話し始めた。

「凛。」

「何かしら?」

ケーキを
食べている時に
話しかけられたのが
嫌だったのか
少し
不機嫌なカンジで言った。

まあ
そこは
スルーするとして

「ケーキは後にして
コイツらに
自己紹介してくれ。」

そう
俺は
凛に言った。

「分かったわよ。
あたしの名前は凛。
桜嵐高校1年よ。
ちなみに
あたし
人何て、人間何て、信じない。
あたしは
誰も、信じない。
まあ
そんな方向で
よろしくね。」

凛は言ったんだ。

人何て人間何て信じないと。

そして
俺は
他にも
疑問に思った。

なぜ
凛は
名字を言わないんだ?

これは
凛の過去と関係あるのか?

人間嫌いなのも
人を信用しないのも
過去と何か関係があるのか?

それは
俺じゃあ
俺達じゃあ
何とか出来ないのか?

なあ、凛。

俺らを、俺を信じろ。

本物の笑顔、見せてくれよ。