運命~人形から人間に~

そして

「お前
本気で言ってるのか?」

はい?

「当たり前じゃない。
何が良くて
今日
初めてあって
名前しか知らない人達と
仲間にならないと
いけないのかしら?
それに
その他2人に至っては
名前も知らないわ。」

そう
あたしが言うと

「そうだよね。
名前も
知らないのに
いきなり
仲間って言われても
困るよね。」

と、奏が言った。

そして
次の瞬間

「はあ~!!!
お前
俺様の事
知らないのか!?
嘘だろ!?
嘘だと言ってくれ~!!」

と、赤髪君が
叫びだした。

なんなの
この赤髪。

たしかに
顔は良いかもしれないけど
みんながみんな
あなたの事を
知ってると思ったら
大間違いよ。

これじゃあ
只のナルシストよね。

何て
思ってる間も
騒いでいる
赤髪君。

はあ。

「ねえ。
赤髪君ウザイ。
少し
黙ってくれない?」

あたしは
少し切れぎみに
言ってしまった。