・暁side・
俺は
思い切り
倉庫のドアを開け

「お前ら何してる。
今すぐ
その女から離れろ。」

と、言った。

そして
男達の中から
倒れて出てきた女を見て
俺は驚いた。

隣にいた
奏も同じように驚いている。

何故なら
男達の中から
倒れて
出てきた女は綺麗だった。

けれど
目は
人形の用だったのだ。

人形の様に
感情のない目をしていた。

ダケド
いくら
感情のない
人形の様な目だからと言っても
怖さ、恐怖は
あったのだろう。

女の目から
一粒の雫が落ちた。

そして
俺達が来たことに
安心したのか
女は
目を閉じ眠りについた。