「あの・・・佑斗さんは、由奈の事を知ってるんですか?」 陸がそう聞くと、佑斗は鋭い目つきと真顔で言った。 「こいつは、オレの婚約者」 「こ、婚約者!?」 他のメンバーの人たちも、かなり驚いている。 「だから、今日は連れて帰るから。陸、また改めて話しに来るよ」 「は、はい・・・」 呆然と立ち尽くす陸を尻目に、佑斗は力強く私の腕を掴むと、引っ張るように歩き始めた。 「佑斗、痛いよ。離して」 そう言っても、佑斗は何も答えないまま、近くに停めてある車まで早足で歩いた。