佑斗は着替えながら、濡れた髪を拭いていた。 「お前さ、今日ジンに見とれてたろ?」 「そ、そんな事ないよ!」 よく覚えてるなぁ。 私はドキッとなりながらも、誤魔化す様に、ベッドで寝た振りをする。 「おい、誤魔化せねーよ。こっち見ろよ」 佑斗は、私にまたがる様にして、見下ろした。