いけない恋

イケナイ妄想が広がる…妄想は限界がないから、どこまで行っても結局はああなりたいこうなりたいの理想でしかない。
圭は知らないだろうなぁ…知られたくもないことばかりだ。

『これで修学旅行も終わりかぁ。あとは勉強しかないなんて悲しすぎるなんて…』

圭がぽつり呟く。

『まだ明日の午前中もあるし、部活だってあるじゃないか。それに圭には彼女がいるだろ?』

俺は何気なく言った…

『何かお前今日変だぞ。昨日のテンションと少し違うし、そんなに俺に彼女がいるってことが羨ましいのか(笑)』


『そうじゃないけど…』

そう言って俺はまた前を歩き出した。
こういうときこそちゃんと話したいのに…なんでもっと素直になれないんだろう…。。
俺はどこかで圭が隣まで来てくれて、

『本当にどうしたんだよ?』

とか、

『何かあったのか?』

みたいな一言をかけてくれるのを期待していたけど、そんな俺は甘かった。
圭は何も言わずただ後ろで歩いていた。