「ごめんなさい。これ、さっき貰ってしまいました。断ろうと思ったんだけど、泣かれてしまって……。それで、チョコを受け取る事まで断れなくて……。
ミナさんに隠し事をしたくないから、正直に謝ります。ごめんなさい。
ついでに義理チョコは、2つ貰いました」
僕は正直に、ミナさんに詳細を申告した。
「うふふ。今日はタムラ君の顔が赤くない!」
「えっ?」
見るとミナさんは僕を見て、うふふと笑っているのだった。
まぁ確かに、今日の僕は青ざめているくらいだろうけど。
そうだよね、僕が他の女の子からチョコをもらった事なんて、ミナさんには関係ないか……


