一人地下鉄に残された私の脳裏に

「メールって言われても――…。何て打てばいいんだろう?」

エナちゃんの言葉がよぎるけれど、地下鉄の窓ガラスを見れば、頬を紅らめ、ちょっとはにかんだ自分の姿が写っている。


いけない、いけない!


唇をキュッと引き締めて、何とか平静を装う。


でも、自分を気にかけてくれる“割と素敵”な男の子がいて、友達になって欲しいなんて言われたら


やっぱり嬉しいんだものね?


うふふ♪