今から約2週間くらい前の事だった。

6限目の授業中、ミナさんからメールが届いた。

ミナさんからのメールにしては、珍しい時間だったから、僕は少し驚いた。


もっとも、『バレンタインの日の予定を聞くだけのメール』をわざわざ送って来てくれた事に、もっともっと驚いて、僕は感激したんだけど…



ミナさんは、本当に可愛い。


僕は授業中にも関わらず、またしても真っ赤になっていく自分に気付き、平常心をとり戻すのに必死だった。


ミナさんには、僕がいつもこんな風だと、思って欲しくないんだけどな―…