私はカーッと顔が熱くなるのが分かった。

「しまった!カードを抜くの忘れてた!」


チョコに添えたカードには、マツオカさんへの熱い熱いメッセージが書いてあった。

あんなの読まれたら、生きてられないくらい、恥ずかしい。


「私のバカッ!」


――…でも、この際いいか。


もしかしたら、これはマリア様が与え賜うた“新しい恋”なのかもしれないのだから。


私は杉田君に返信した。