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 お祈りの時間が終わって1時間目の授業までの間、私の周りには決まってクラスメートが数人集まって来る。

「エナ、そのリボン素敵!」

「本当!何処で見付けたの?」

「さすがエナね!可愛くてうらやましい!」


そう、私は毎朝カーラーで髪を巻き、グロスを塗り、時々リボンまで結んで通学している。


頑張っているだけあって、クラスではミーナよりも人気がある。


 その頃ミーナはというと、自分の席に着いたまま、クラスメートに囲まれている私を見て嬉しそうに笑っている。


まるで私の保護者みたいに、温かい目をして。


なんだかんだといいながら、私はミーナに護られているようで、安心していたりもするのだった。