二人して照れているから、その後の言葉がなかなか出てこなくて、少しぎこちなく沈黙が流れたけれど、

「電車、乗りましょうか?」

やっとタムラ君に促され

「あっ、ハイ!」

タムラ君の少し大きな背中を見失わないように、私は後ろをついて行く。



 海浜水族館へは、花ノ咲駅から3つ先の駅で海浜線に乗り換えて、15分くらい。


土曜日なのに、電車はそんなに混んでいなくて、安心しました。