そんな私に向かって、土曜日は あっと言う間にやって来てしまいました。
《AM11:00に 花ノ咲駅の時計台の下で待っています》
タムラ君からのメールをもう一度見直し、駅に向かう私。
ドキドキドキドキ――
すると、私は5分くらい早くに駅に着いたのというのに、時計台の下には“タムラ君らしき男の子”が、空を見上げる恰好をして、既に立っていました。
ドキドキドキドキ――
デニムのパンツに、カーキ色のコート。
その横顔は、やっぱりあの日と同じように“割と素敵”で……
ドキドキドキドキ――
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