そんな熱い討論会だったけど、予定通り2時間程で解散となった。


「イヤー!今日は実に有意義な会だったなぁ!」


意外な事に、ハッキリ言ってお世辞にもイケメンとは言えない会員達までも、シンジの経験談から今日何かを得たようだった。



「告白を焦るな!そして告白を躊躇うな!」


「おう!」


拳を挙げた会員達の顔は、一様に明るい笑顔だった。



みんな…


なんてポジティブなんだ…



ぼんやりしている内に、すっかり僕だけ置いてきぼりを食ってしまったみたいだ。