そして、本当は聞きたくはないけれど 「僕に足りないモノ、何か分かった?」 ドキドキして答えを待つと 「全然分からなかった!」 と、エナさん。 あぁ、よかった…… 「そっか。ではエナ様、またお付き合いお願いしますか?」 僕は次の約束を申し込む。 「うふふ、オッケーよ!」 あの大学生に宛てたエナさんのメッセージカードを返すのは、僕にもっと、自信が付いてからにしよう。