今日は案の定、昨日のバレンタインに貰ったチョコについて、あーだこーだと語らいながらの昼飯となった。
彼女がいる奴は、自分の彼女を自慢出来る絶好の機会のはずなんだけど、そこでも多くを語らないシンジが、僕はとても好きだ。
チョモランマ〜♪
盛り上がる中、僕の携帯が、またまたメールの着信を伝えた。
やっとの思いで送ったエナさんへの返事の返事は、わずか15分で返って来たのだった。
一瞬僕の携帯にみんなの視線が集まったけど、それ程興味もないようで、すぐバレンタインの話へと戻った。
――ちっ
だから僕も、平然とメールを開いた。


