……………
…揺れるコスモス。
車椅子に座り、窓からそれを見つめる。
時折吹く強い風を受けながし、優雅に揺れる。
「起きてて大丈夫なの?」
そう言われ、車椅子の向きを変えた。
「…ねぇ、ここだけはずっと、変えないでね。ずっと…咲かせててね」
声をかけた女性は優しい笑顔を見せる。
「大丈夫。ずっとこのままよ」
…その一言で、明日可はようやく笑顔を見せた。
…飛行機を降りると、そこはもう日本じゃなかった。
周りは全て外国人。
いや、ここでは僕が外国人なのか。
軽く深呼吸をして、僕は手軽を取り出した。
『INFORMATION』という看板を見つけ、意を決して受け付けの女性に声をかける。
「Excuse me?」



