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秋桜から連絡がきたのは、8月ももう終わりの頃だった。
僕からはどうしても連絡を取れずにいたので、メールがきた時は正直安心した。
内容はごくあっさりとしたものだった。
『明後日、予定ないならS駅に来て』
カレンダーを確認した後、僕は返事を送った。
『わかった』
…何を話せばいいのかとか、どんな顔をして会えばいいのかなんて、僕にはわからなかった。
それでも秋桜には、会わなければいけない。
きちんと話さなければいけないと思う。
お互いの、気持ちを。
…秋桜と会う日は晴天だった。
ドアを開けると、眩しい日差しが上から照りつける。
目を細めて、太陽を仰ぎ見た。
バタンとドアを閉め、僕は一歩を踏み出した。



