…頭の中で、何かがはじける。
目が、醒めた気がした。
…生きてる…。
「…明日可…生きよう」
明日可の震える肩をつかみ、僕は言った。
「生きよう、明日可。死んじゃだめだ。明日可も、死んじゃだめなんだよ」
明日可の目が、驚いた様に開く。
「だって…生きてるんだろ?明日可だって、生きてるよ。生きてるんだよ!」
僕は、明日可を抱きしめる。
「明日可は明日の可能性なんだろ?俺にあって、明日可に未来がないわけない。ないわけないんだよ!」
肩に、滴を感じた。
暖かい、滴を。
「…あがこう?最後まであがこうよ。俺も付き合うから。ずっと…ずっと付き合うから。苦しいなら全部俺にぶつけろよ。殴ったって蹴ったって全然かまわねぇよ。だから…」
明日可の腕に、力が入る。
僕は、むちゃくちゃに抱きしめる。
「…生きよう…」



