コスモス


たまらなくなって、僕は明日可を抱きしめる。

「…シュウと一緒に生まれて、一緒に死にたかった…。1分1秒も離れないで、ずっと…」

声に涙がまじる。
僕は腕に力を入れた。

「…生まれた時間は違うけど、死ぬ時は一緒だ。…1人で死なせるもんか」

明日可の腕にも力が入る。
今までにないくらい、僕等は強く抱き合った。


「…行こう。永遠に行こう。2人の…」


2人の、永遠に。


…この世に永遠なんて存在しないんだ。

全ては脆くて、とても儚い。

だったら2人で行けばいい。
永遠の世界へ行けばいい。

手を繋いで行けば、きっと大丈夫だ。

きっとそこには、僕等の永遠があるんだ。


望んでいた世界。


2人だけの、世界が。