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次の日、ミキの代わりに休んだのは明日可だった。
明日可が休むことは、そんなに珍しくない。
それでも僕は妙な胸騒ぎを感じ、ミキの所へと向かった。
胸騒ぎを感じていたのは、ミキも同じだった。
「昨日、帰り普通だった?」
眉間にしわを寄せたミキが、僕に聞いてきた。
昨日ミキと話した後、明日可といつも通りに帰った。
特に違和感はなく、いつもと変わらない明日可だった。
「や…普通だったと思うけど…」
微かな不安が胸をよぎる。
「…昨日の話、明日可には…」
「するわけねぇだろ。」
そう言いながらも、僕の不安は消えない。
いつもと変わらなかった明日可。
学校を休む兆しなんて、微塵もなかった。
それなのに…。
「…ミキ、今日明日可の家行ってみるけど…」
沈黙を破ったのは、ミキだった。
僕も続いて口を開く。
「…俺も行くよ」
…教室に戻り、席につく。
不安が徐々に僕の胸を浸食していき、振り払う様に頭を振った。
微かな不安。
明日可が気付いてしまったのではないかという、不安。
頭を抱えたまま、チャイムが頭上を通りすぎるのを聞いていた。



