コスモス



……………

ミキが学校に来たのは、それから3日後のことだった。

ミキとちゃんと向き合おうと決意してから、僕は毎日朝明日可の教室に通っていた。
その日もいつものように、教室へと向かう。

ドアを開けた僕の目に飛び込んできたのは、見慣れた風景。

窓際の、明日可とミキ。

一瞬戸惑ったが、僕はゆっくりと2人に近づいた。

先に僕に気付いたのは、明日可だった。


「あ、シュウ!おはよ」


明日可の声に、ミキが顔をあげる。

…久しぶりに、ミキと目を合わせた。

「…はよ」

向き合うと決めたものの、僕はどうしていいかわからなかった。
そんな僕に声をかけたのは、他でもないミキだった。

「おはよ。遅刻ギリギリじゃん~。寝坊?」

驚いて顔を上げる。
変わらない、ミキの笑顔。

「や…うん、少し…」

戸惑う僕に、ミキが続けた。

「明日可から聞いたよ~、勉強頑張ってるんだって?須川君が勉強してるなんて笑える~っ」

明日可と笑いあうミキ。

まるで、何事もなかったかのように。


混乱する僕の耳に、朝のチャイムが鳴り響いた。