コスモス


僕は一つの大きな袋を取り出した。


「メリークリスマス」


驚いた顔の明日可。
でも、それはすぐに笑顔に変わった。

「…あけていい?」
「どうぞ」

明日可は丁寧に袋を開ける。
白い手は、中から薄桃色のマフラーを取り出した。

「わぁ…かわいい…」

満面の笑顔の明日可。

「気に入った?」
「うん!絶対学校につけてくっ」

明日可の笑顔に、僕まで嬉しくなる。

「2つ目は?」

マフラーを首に巻いた明日可が聞いてきた。

「2つ目は…」

じっとカバンを見つめる明日可。
そんな明日可の意表をつくように、僕はパッとポッケから取り出した。

驚く明日可。

「はい。修学旅行のお土産です」

ニヤッと笑う僕。

「え、でもお土産たくさんもらって…」

動揺する明日可に僕は続けた。

「これは、俺だけから明日可に。開けてみて」

コクッと頷いて、明日可はその小さな包みを開けた。

中身はもちろん。

「…わ…くまだぁ…」

あの、キーホルダーだ。