「…ミキだったら、嫌だと思って」
「え?」
ミキの言葉の意味がわからず、聞き返す。
「…明日可、あんま学校来れないでしょ?その間にミキが、他の子達と凄い仲良くなってたら…明日可、やっぱ嫌でしょ。ミキならきっと…寂しいって思っちゃうからさ」
ゆっくりと、でもはっきりとミキは答える。
その言葉は、明日可への気持ちで溢れていた。
ミキなりの、明日可への配慮。
…でも。
「…明日可はきっと、そんなこと気にしないよ」
びっくりしたように、ミキが僕の方を向いた。
「確かに、寂しいとは思うかもしれない。でも…ミキが自分の心を隠して、一線を引いて他の人と付き合ってても…明日可は喜ばないんじゃないかな。明日可はきっと…そのまんまのミキを、みんなに見て欲しいって思ってるよ」
ミキの方を向いて、僕は言った。
「俺も…そのまんまのミキを、色んな人に知ってもらいたいと思う」
ゆっくりと、視線をそらす。
少しの沈黙の後、ミキは小さく「うん」と呟いた。



