…恐る恐る後ろを振り向く。
そこにいたのは、僕の視界にすっぽり収まる小柄の女の子。
勝ち誇った様な笑顔。
「…んだよ…ミキかよ…」
ほっと肩をなで下ろす僕。
「へへ~。びびった?」
ひひっと笑いながら、ミキは隣に腰掛けた。
「何してたの?」
ミキが僕の顔をのぞき込んで聞いてきた。
「喉乾いて、ジュース買いに来た。ミキは?」
「ミキは、部屋の子達が深い話したがってたからさ。そういう話は、仲いい子だけでしたいもんでしょ?」
ミキはあっさりと言ったが、僕は少し動揺した。
昨日の夜も、こうして1人、外にでていたのだろうか。
こんな寒い中、1人で…。
「…ミキさ、」
「ん?」
僕は意を決して話し始めた。
「ミキ…明日可以外の子と、あんま仲良くねぇよな。なんで…深く付き合わねぇの?明日可以外の子と…」
ミキの目は見れなかった。
足下の一点だけを見つめながら、僕は聞いた。
ミキの答えを、恐る恐る待つ。
しばらくして、ミキは口を開いた。



