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「お前ほんとに上級者クラスなんか行って大丈夫なのかよ」
「だぁからっ!リフトに乗るのが苦手なだけだって言ってるじゃん!スキーはプロ並みなんだからっ」
「…なぁんか信じられねぇなぁ」
「なによっ!そんなこと言って、ミキより下手だったら笑うからねっ」
「あははっ!高野さん凄い自信っ」
…3人用のリフトに乗り換えた僕と誠二とミキは、リフトに揺られながら上へと向かっていた。
1人で滑っていたミキを、誠二が誘ったんだ。
同じ班だと言っていたなんとかさん達とは、やっぱりそこまで仲がいいわけではないみたいだった。
…いつもと同じ様に明るいミキを見て、昨日この笑顔を出せたのだろうかと少し不安になる。
今日、あそこでミキと出会えてよかったと思った。
…「うわぁ!やっぱ高いとこだと景色違うねっ!」
はしゃぐミキの隣で、僕は不安を募らせていた。
降りる時のリフトでも、案の定ミキは綺麗に転んだ。
…こいつはほんとに滑れるのか?



