コスモス



……………

「うっはーっ!息白っ!まじ、銀世界っ!」
「やべーっ!これ鼻水も凍るんじゃねぇの!?」

バスの窓に張り付いて、タケと誠二がはしゃいでいた。


…そう、ここは北海道。

僕たちの乗った飛行機は、落ちることもなく無事に北海道の地へと到着した。

初めて乗る飛行機に、ぶっちゃけ僕はビビり気味だったけど。

その時だけは、明日可がいなくて安心した。


僕たちのバスは、札幌へと向かっていた。

1日目は班行動。
僕たちの班は、『札幌ファクトリー』という場所に行く事になっている。

2日目はスキー。
僕が一番、楽しみな日だ。

3日目は小樽で自由行動。
この日、ミキと一緒に行動することになっている。


たった3日間の旅。

それでもやっぱり、弾む胸は抑えられない。

胸が弾む度、明日可も連れてきたかったと思う自分がいる。

たった3日間でも、この気持ちを明日可と一緒に共有したかった。

そんな気持ちになると、僕はすかさずデジカメのシャッターを押す。

…少しでも、明日可に北海道を届けるために。