コスモス



……………

20日までは文化祭の準備などで忙しく、時間は矢のように過ぎていった。
それでも心の中で、幸せの日めくりカレンダーを捲ることは忘れない。


…その日の僕も、例によって早起きだった。
カーテンから差し込む眩しい朝日。

やっぱり僕は晴れ男だ!

学校なんか吹っ飛ばして、早く夕方になって欲しい。

…早く明日可を迎えに行きたい。

昇ってきたばかりの朝日を、早く沈めたくてしょうがなかった。







…あと5分、あと5分。

僕は、何分前からカウントを始めていただろう。

まだ授業を進めている先生をよそに、教科書を閉じる。

早く…早く放課後になれ…。


待ち望んだチャイムが鳴り響く。
僕は誰よりも早く席を立って、廊下へと駆け出した。

「あっ修ちゃん今日…」
「わりぃ!今日用事っ!」

文化祭の出し物のプリントを持ち話しかけてきた誠二を振り切り、僕は自転車へと急いだ。


「ダメだって誠二、今日は…」
タケが誠二に話しかける。

「あ…そっか、今日って…」

誠二も妙に納得していた。