コスモス



……………

思った通り、気温も水温もそこまで低くはなかった。

予定通り、水泳大会は決行。

優勝クラスは学食のタダ券が貰えるので、気合いの入りようがまるで違う。
団扇や旗まで作るクラスもあった。

そしてそれは、僕のクラスも例外じゃない。





「…修平。この試合、お前にかかってるんだ」

深刻な顔つきで、タケが僕の肩をたたいた。

「んな大げさな…」
「タダ券かかってるんだぜ!?まじ真剣に泳いでよねっ!」

誠二もかなり必死な様子だ。

僕たちのクラスは、団体戦2位。個人戦の結果によっては、逆転優勝も夢じゃなかった。

「頑張れよ!」
「須川ならいけるっ」
「信じてるからねっ!」

多大なクラスの応援を受けながら、僕は準備運動をしていた。


学食の力って、すげぇよな…。