コスモス



…ジュースを飲み終えた僕は、向かいあった状態から明日可の隣へと移動する。
そんな僕を不思議そうに見つめる明日可。

「何?」
「ん?…明日のやる気が欲しいなぁって」
「…目がやらしいからヤダ」

そう言って明日可は僕の頬をつねった。

「ててててっ」
「あははっ」

明日可の笑い声が部屋に響く。

…ふっと、明日可の手の力が緩む。

瞬間、唇に軽い温もりを感じた。


触れるだけのキス。

一瞬だった。




「…凄い早業」
「やる気出たでしょ?」

ニコッと微笑む明日可。

やっぱり明日可にはかなわない。




…がぜん、やる気が出た。