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梅雨入りして間も無く、水泳の授業が始まった。
期末テストが終われば、クラス対抗水泳大会もある。
期末テストの勉強もそこそこ、僕の心は浮き立っていた。
僕は、水泳大会のクラス代表に選ばれたのだ。
僕は小さい時からスイミングスクールに通っていて、はっきりいって水泳はかなり得意だ。
水泳部の連中を差し置いてクロールの選手に選ばれたことは、ぶっちゃけかなり自慢だった。
「…で、テストはどうだったの?」
明日可の一言で、僕は一瞬凍り付いた。
「…まぁ…ね。そこそこ…ね、うん」
ごまかしながら、明日可のおばさんが運んでくれたオレンジジュースに手を伸ばす。
いぶかしげな視線の明日可。
「ふぅん…。あたしより学校行ってて、あたしより成績悪かったら笑うからね」
そう言いながら、明日可もお茶に手を伸ばした。



